寒い季節の汁物のススメ
温かい汁物は、冬にぴったり。消化酵素の働きを促進して消化・
吸収を助けてくれる他、のど越しも温かく、体を芯からぽかぽかに
してくれます。冷めにくくするには、具だくさんにした汁物に、
片栗粉などで緩くとろみをつけるとよいでしょう。他にも、
適当な長さに折った乾麺や、白玉だんごを加えて煮たり、しょうがの
しぼり汁やごま油を数滴加えたりするなど、食感や風味に変化が
つくようにアレンジするのもおすすめです。
冬の野菜で特に栄養価が高いものは?
・ほうれん草:鉄分やビタミンK、ビタミンAが豊富。
・大根:ビタミンCや食物繊維が豊富。
・白菜:ビタミンC、カリウムが豊富。
・かぶ:ビタミンC、カリウム、食物繊維が豊富。
冬の野菜は、体を温める効果があり、特にビタミンCが
多く含まれています。ビタミンは疲労回復効果や
免疫力を高めるため、インフルエンザが流行りやすい
冬には特に効果的です。さらに冬野菜は寒さで凍らないよう
細胞に糖を蓄積するため、糖度の高い野菜が多いのが特徴です。
12月22日は、冬至(とうじ)
当時は1年で最も昼が短い日です。昔から、冬至の日に
かぼちゃを食べると病気にならないとされてきました。
かぼちゃには、のどや鼻の粘膜を強くするビタミンA、
抵抗力を高めるビタミンC、血行をよくするビタミンEなどが
多く含まれており、冬の健康を守るのにぴったりな食材です。
「冬至のかぼちゃ」は、日本の気候風土にあった、今後も
伝えていきたい行事食なのです。